台風１１号の進路予想【米軍最新】２０１４－８－９

こんにちは

気象予報士のMasakiです。

台風１１号が四国に近づいてきました。

その台風１１号の進路予想【米軍最新】２０１４年８月９日をお伝えします。

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では早速米軍の進路予想図をみてみましょう。



ここで注意して頂きたいのは

米軍は国際標準時間で示してありますので、進路予想図の数値に

プラス９時間する必要があるという事です。



米軍の台風１１号の進路予想によりますと

今夜（８月９日）に四国に上陸する予想となっています。


次に気象庁の進路予想図と比べてみましょう。



米軍の進路予想図にプラス９時間するとほぼ一致しているのがわかると思います。

ここで注意してほしいのは

台風が予報円の真ん中を通るという意味ではないという事です。


予想対象時刻に台風１１号が破線の円の中にはいる確率が７０％という意味です。

こうみると、７０％の確率で四国に台風が上陸するというのがわかると思います。



今回の台風の動きの特徴は、

・速度が遅いという事

・北東に向けて一気に進む無予想となっていないこと



台風の動きに大きく影響するのが上空の風の流れです。


では、上空の天気図を見てみましょう。



こちらが、上空５７００メートル付近の天気図です。


黄色い線でわかるように

上空の太平洋高気圧が南北に張り出しています。

この太平洋高気圧にブロックされて台風１１号は東に進めず北上しています。


また、上空の風の流れは非常に弱い状態です。

ですから台風１１号は速度が遅いのですね。




今後の予想では、太平洋高気圧は勢力を弱めますので

その結果、台風もやや東寄りの進路が予想されているという訳です。



また、台風を北東に一気に押し上げる力というのが

赤い線の上空の気圧の谷

偏西風の流れです。


ご覧のように、

この台風を北東へ押し上げる偏西風の流れは北海道に抜けています。


ですので、


今後台風１１号は、北東に向けて一気に進むというより

北向きにゆっくりと進んで、大陸に近づく予想となっているのですね。


台風が近づいたら外出厳禁です。
自宅でネットDVDレンタルがお薦めです。


四国では、台風１２号の影響で積算雨量が非常に大きくなっています。


土砂災害の危険が非常に高くなっています。


また、今週末はもちろん海山のレジャーは絶対に禁止です。


※台風１０号の進路予想図は最新の観測値にもとづいて随時更新されますので気象庁のHPで最新の台風８号２０１４の進路予想図は必ず確認してください。

気象庁台風情報：http://www.jma.go.jp/jp/typh/typh5.html

米軍台風予想（JTWC）：http://www.usno.navy.mil/JTWC/

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タグ：台風１１号 進路予想 米軍最新 国際標準時間 予報円 ７０％ 気圧の谷