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【10月6日】 

天気 関東 8月15日

こんにちは!

気象予報士のMasakiです。

今日は、関東はお盆とは思えないような雨が降りました。

日本列島の上には停滞前線が居座っております。


立春は過ぎましたから一応、この停滞前線は


秋雨前線となるのでしょうか?




それでは、明日8月15日の関東の天気です。



日本列島は、ほとんどの地域で雨ですが


関東地方だけ晴れのマークが出ているという面白い予報がされています。




なぜだろう?


と専門天気図を見てみました。

非常に難しいと思いましたがその理由を考えてみたいと思います。


現在、地上の太平洋高気圧の張り出しが弱く

南西から暖かく湿った空気(雨の原料です)が日本に流入しやすい気圧配置となっています。

なぜ関東だけ晴れマークが出ているのでしょうか?


天気 関東 8月15日地上.jpg

これは、明日8月15日の予想天気図。

梅雨前線が北に押しあがっています。


地上の天気に大きく影響を及ぼすのが上空5700メートル付近の天気です。

この5700メートル付近の高層天気図を見ますと

上空の太平洋高気圧が勢力を北に広げています。


これにより、地上の停滞前線も北向きに移動し

地表に雨をもたらすこの停滞前線が関東地方から離れているのがわかります。


そして、上空3000メートル付近の天気図を見てみます。

天気 関東 8月15日.jpg

この図で、上空3000メートル付近の滞留の様子がわかります。

上昇気流が起きているところが縦の縞縞線域。


解かりずらいので、北海道と九州を青く囲みました。


これをみますと確かに、

関東地方だけはすっぽりと下降気流域(安定域)になっていますね。

この天気図は、15日の9時の予想です。

天気予報は、曇りのち晴れ。


午前中はかすかに上昇気流域にかかる関東は

次第に、下降気流域に入ると予想されるから

曇りのち晴れと予想されると考えられます。



ただ、日本列島全体に南西から暖かく湿った空気(雨の原料です)が

流入してきています。


また、暑さの目安となる上空1500メートル付近の18℃線は

関東を見事に覆っております。


ですので関東地方は、じめじめとした暑さとなりそうですね。


地表面が暖かくて次々と雨の原料が流れてくる状態ですので

いつ大気の状態が不安定になって雷雨になってもおかしくありません。


関東地方の方も、晴れマークが出ているからと言って

油断はできません。

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【台風の不思議をわかりやすく解説!!】
■ どうして台風は日本に向かってくるの?
■ 誰でもわかる、台風の進路予想図の見方
■ 台風と熱帯低気圧の違いって?


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気象庁台風情報:http://www.jma.go.jp/jp/typh/typh5.html

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