こんにちは!
気象予報士のMasakiです。
今日は、台風がどうしてできるのか?
についてわかりやすく説明してみたいと思います。
題して
「
週刊!!子供台風ニュース」(笑)です。
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太陽の熱によって海面は温められますよね。
夏になればなるほど、
太陽と海面との角度が垂直に近づき
海面を温めるエネルギーが大きくなるのは解かると思います。
<引用:日本気象協会>
そして、太陽の熱によって温められた海面からは
水蒸気があがります。
まるで火にかけたやかんの先から水蒸気がでるように。
そして、風や地球の自転などの要素が影響して
空気に渦が生じます。
一旦この空気の渦ができると、
その渦の真ん中に向かって、
水蒸気をたっぷり含んだ空気が周囲から流れ込みます。
するとどうなると思いますか?
中心付近に流れ込んだ空気は、海上に潜り込むわけにはいきませんよね。
そうです。
その水蒸気をたっぷり含んだ空気は
空に向かって上昇します。
こうして、上昇気流が生まれるのですね。
<引用:日本気象協会>
ここまでわかりますか??
では次に行きます。
水蒸気をたっぷり含んだ空気の塊が上昇すると
気圧の関係で
空気の塊は膨張します。
登山前に地上で買ったポテトチップスの袋は
頂上では膨らんでしまいますよね。
あのイメージです。
空気の塊が周囲から熱を与えられることなく
膨張して膨らむと雲ができます。
※この動画でポンプで空気を入れているのは気圧を高めるためです。
栓を抜くことで一気に気圧が下がり(空気塊が上空にあがり)
雲ができるのです。
水蒸気をたっぷりと含んだ空気塊が膨張して
雲ができるこの過程で、
水蒸気が雨粒に変わります。
このときに
非常に多くの熱を放出するのです。
(
潜熱といいます)
火→やかんの水→水蒸気
の逆の工程が象じるイメージでしょうか?
水蒸気→やかんの水→火
そして、その熱がまわりの空気をあたためます。
すると、上昇気流はさらに強まり
背が高い積乱雲に成長するのです。
<引用:日本気象協会>
これが繰り返されると渦はどんどん大きくなります。
すると、この渦は
熱帯低気圧へとなります。
そして、この熱帯低気圧がさらに発達して
最大風速が17.2m/s以上になると
台風へと変わるのです。
台風のエネルギーを数字を表すと
平均的な台風で
10×18乗ジュールと言われています。
これは、広島と長崎に投下された
原爆の約10万個分にあたるのですよ!!
台風の破壊力がいかにすさまじいものかがわかりませんか?
→
台風の月別進路を理解しよう
【台風の不思議をわかりやすく解説!!】
■ どうして台風は日本に向かってくるの?
■ 誰でもわかる、台風の進路予想図の見方
■ 台風と熱帯低気圧の違いって?
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2014-08-15 12:19
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