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★最新 台風18号2014の進路予想★
【10月6日】 

台風はどうしてできるの?

こんにちは!

気象予報士のMasakiです。

今日は、台風がどうしてできるのか?

についてわかりやすく説明してみたいと思います。

題して

週刊!!子供台風ニュース」(笑)です。

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太陽の熱によって海面は温められますよね。

夏になればなるほど、

太陽と海面との角度が垂直に近づき

海面を温めるエネルギーが大きくなるのは解かると思います。


太陽1.jpg
<引用:日本気象協会>

そして、太陽の熱によって温められた海面からは

水蒸気があがります。


まるで火にかけたやかんの先から水蒸気がでるように



そして、風や地球の自転などの要素が影響して

空気に渦が生じます

一旦この空気の渦ができると、


その渦の真ん中に向かって、

水蒸気をたっぷり含んだ空気が周囲から流れ込みます。



するとどうなると思いますか?

中心付近に流れ込んだ空気は、海上に潜り込むわけにはいきませんよね。



そうです。



その水蒸気をたっぷり含んだ空気は

空に向かって上昇します。

こうして、上昇気流が生まれるのですね。

太陽2.jpg
<引用:日本気象協会>

ここまでわかりますか??




では次に行きます。

水蒸気をたっぷり含んだ空気の塊が上昇すると

気圧の関係で空気の塊は膨張します。



登山前に地上で買ったポテトチップスの袋は

頂上では膨らんでしまいますよね。

あのイメージです。



空気の塊が周囲から熱を与えられることなく

膨張して膨らむと雲ができます。



※この動画でポンプで空気を入れているのは気圧を高めるためです。

 栓を抜くことで一気に気圧が下がり(空気塊が上空にあがり)

 雲ができるのです。



水蒸気をたっぷりと含んだ空気塊が膨張して

雲ができるこの過程で、水蒸気が雨粒に変わります


このときに非常に多くの熱を放出するのです。
潜熱といいます)



火→やかんの水→水蒸気

の逆の工程が象じるイメージでしょうか?

水蒸気→やかんの水→火




そして、その熱がまわりの空気をあたためます。

すると、上昇気流はさらに強まり背が高い積乱雲に成長するのです。


台風ができるわけ.jpg
<引用:日本気象協会>

これが繰り返されると渦はどんどん大きくなります。

すると、この渦は熱帯低気圧へとなります。



そして、この熱帯低気圧がさらに発達して

最大風速が17.2m/s以上になると

台風へと変わるのです。


台風のエネルギーを数字を表すと

平均的な台風で10×18乗ジュールと言われています。


これは、広島と長崎に投下された原爆の約10万個分にあたるのですよ!!


台風の破壊力がいかにすさまじいものかがわかりませんか?


→ 台風の月別進路を理解しよう

【台風の不思議をわかりやすく解説!!】
■ どうして台風は日本に向かってくるの?
■ 誰でもわかる、台風の進路予想図の見方
■ 台風と熱帯低気圧の違いって?



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※台風の進路予想図は最新の観測値にもとづいて随時更新されますので気象庁のHPで最新の台風の進路予想図は必ず確認してください。

気象庁台風情報:http://www.jma.go.jp/jp/typh/typh5.html

米軍台風予想(JTWC):http://www.usno.navy.mil/JTWC/

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